One Click BEIは、ワークスペース画面で建築情報をアップロードする際に有効化できます。
「One Click BEIの有効化」にチェックを入れると、通常のワークフロー(建築情報登録 → 構造体負荷計算 → 負荷集計 → 仮想機器選定 → WEBPRO入力シート作成)をスキップし、建築情報の登録からWEBPRO入力シート作成までを自動で処理します。
これにより、BPI/BEIの速報値(BEI速報)やWEBPRO入力シート、計算結果を迅速にご確認いただけます。
また、「計算条件の変更」ボタンをクリックすることで、各種デフォルト値を変更し、BEI速報を再計算することも可能です。
One Click BEIでは、標準ワークフローを省略するため、各ステップは以下のデフォルト値で自動計算されます。
カテゴリ | 項目 | デフォルト値 |
---|---|---|
構造体負荷計算 | 室外条件 | 東京 |
構造体負荷計算 | 地区 | 東京 |
構造体負荷計算 | 夏期乾球温度(室内)[°C] | 26 |
構造体負荷計算 | 冬期乾球温度(室内)[°C] | 22 |
構造体負荷計算 | 遮蔽係数 | 0.63 |
負荷集計 | 夏期相対湿度(室内)[%] | 50 |
負荷集計 | 冬期相対湿度(室内)[%] | 40 |
負荷集計 | 外気量原単位(換気)[m3/h・人] | 30 |
負荷集計 | 人体負荷原単位(顕熱)[W/人] | 69 |
負荷集計 | 人体負荷原単位(潜熱)[W/人] | 53 |
負荷集計 | 全熱交換効率 | 0.5(50%) |
室内機選定 | 室内機型式 | カセット形4方向吹出形 |
室内機選定 | 定格冷却(冷房)能力(全熱)[kW] | 4.5 |
室内機選定 | 熱源群名称(室外機) | PACn(nは階数)※1 |
室内機選定 | 空調機群名称(室内機) | PACn-m(nは階数、mは室番号) |
室外機選定 | 室外機型式 | 冷暖切替標準型 |
室外機選定 | 台数 | 1 ※1 |
WEBPRO入力シート | WEBPRO基準設定仕様の有無 | 有 ※2 |
※1:室外機は各フロアにつき1台(最大冷房能力150kW)として計算される仕様のため、フロアごとの空調対象面積が大きい建物においては、One Click BEIが正確に動作しない可能性があります。
(例:1フロアの空調対象室が700㎡、室内の冷房単位負荷が200W/㎡の場合、必要な冷房負荷は「700㎡ × 200W/㎡ = 140kW」となります。これは最大冷房能力150kW以下であるため、One Click BEIの算出が可能です。)
※2:空調以外の換気・照明・給湯はWEBPRO基準設定仕様に基づき計算されます。
熱貫流率や壁タイプのいずれかが自動判定条件を満たしていない場合、One Click BEIは正常に動作しない可能性があります。